1978-06-05 第84回国会 参議院 商工委員会 第19号
それで、アメラシンゲ議長が、何年前でしたか、ローマの漁業委員会において、非常に間接的にシビアなそういう批判をされたわけです。その直後会議が進みましてカラカスになったんですけれども、私はアメラシンゲ議長の本当の気持ちというものはよくわかるんであります、彼はスリランカですから。それで、南北問題ということを基本的に考えますと、南には海軍力がないんです、全然。
それで、アメラシンゲ議長が、何年前でしたか、ローマの漁業委員会において、非常に間接的にシビアなそういう批判をされたわけです。その直後会議が進みましてカラカスになったんですけれども、私はアメラシンゲ議長の本当の気持ちというものはよくわかるんであります、彼はスリランカですから。それで、南北問題ということを基本的に考えますと、南には海軍力がないんです、全然。
というのは、現在の海洋法会議、ことしで六回目ですかになりますが、その根本に流れるものは、実は、アメラシンゲ議長がローマの第九回のFAOの会議で、あの会議の始まる直前に長い講演をされましたが、その中にはっきり出ておる。それは何かというと、いわゆる国際法と国際政治との関連であります。
ここで、まず大臣に質問するわけでございますが、いま国連海洋法会議の中で取り上げている深海底開発の問題、また経済水域や大陸だなの問題も取り上げておりますけれども、開会宣言でも、先般申し上げたんですけれども、スリランカのアメラシンゲ議長が、海洋法会議を妥結させるための時間が迫っておると、そうして早く妥結をしないと海の無法時代を招く云々という訴えがあったように報道では聞いております。
現在ニューヨークで海洋法会議第六会期が開かれておりまして、ワルトハイム国連事務総長、アメラシンゲ議長が申したことは先生のおっしゃるとおりでございまして、現在深海底問題がちょうど二週目に入っておりますけれども、これは交渉打開のかぎであるということで交渉が行われているわけであります。
しかし、一方から考えれば、国連海洋法会議においてアメラシンゲ議長あるいはズレタ事務総長も、結論が出るまでは各国が余り勝手に先走りしないように、そういうことも要望をしておるわけでありまして、そういう点で農林大臣としては、わが国の漁業外交においてどういう点を反省をしているのか。
カラカス会議以来アメラシンゲ議長が一番心配をされておりましたように、海洋分割は国際合意の中でのスムーズな設定、合意を念願にいたしてきたところでありますが、超大国のアメリカが二百海里を制定したことによりまして、まさに二百海里戦国時代に突入しましたことはまことに残念なことだと言わなければならないと思います。
時間の関係で詳しく申し上げられませんけれども、御承知のように第四回の国連海洋法の会議のときにアメラシンゲ議長がその最終日に提案したところの非公式単一交渉草案改訂版というのがありますが、その中で、第二条「各国は、一二海里を越えない限度までにおいて領海の幅を設定する権利を有する。」、「越えない限度までにおいて」とあります。
そこで、国連海洋法会議でアメラシンゲ議長が提案したところの単一草案というものが変わることはまずない、しかも各国が合意しております。このように法的な見方をするのが当然の常識ではないか、かように私は思うわけです。そこで海洋法会議が決まっても三海里でよいということだ。なぜかならば、第二条で「各国は、一二海里を越えない限度までにおいて領海の幅を設定する権利を有する。」
○瀬野委員 次に、農林大臣にお伺いしますが、これは附則二条に関連していまから若干質問するために前もってお伺いするわけですけれども、国連海洋法会議でアメラシンゲ議長は第四回会期最終日に提出した非公式単一交渉草案改訂版で「領海及び接続水域」の中で「領海の幅員」について、第二条「各国は、一二海里を越えない限度までにおいて領海の幅を設定する権利を有する。」
つまり、パッケージで進んでいるところでパッケージを破る国が次々に出てくるということは、まさしく国連海洋法会議が望んでいるコンセンサスによる新しい海洋法秩序を妨げる、これがアメラシンゲ議長の勧告にもありました基本的な考え方であったわけでございますので、日本としてやがて十二海里にするのだということを日本以外の国にどういう形であれ正式に持ち出すということの持つ意味というのは、これは私どもの中では議論をしておったわけでございます
したがって、いまこそ、わが国の沿岸、沖合い漁業に対する徹底的な見直しを図り、その健全な発展が図られなければならないが、これと同時に、こうした国際的規制から遠洋漁業を守るためには、まず米国による二百海里の早期設定は大国の横暴と非難されるべきものであり、また、国連のアメラシンゲ議長が、海洋法会議での結論が出るまでは一方的な行動を差し控えるよう訴えたアピールに反する措置であり、しかも、国際世論や日本の関係漁業者
○宮崎正義君 いまの海洋法会議の議長のアメラシンゲ議長が、米国の一方的な二百海里というものを制定するのを慎重にやるようにということだったということを聞いているんです。それで、アメリカが一九七六年四月に漁業保存管理法を制定して、そして来年の三月にやるということの前提のもとに進められているという。
まず第一に、次の会期の議事のやり方、次の会期で今度の会期に出ました改定草案をどのようにして審議して、どのようにして最終的なところに持っていくかという点につきましては、実は会期末にいろいろと議論がありまして、結局のところ結論を得ませんで、次の会期までの間にアメラシンゲ議長が、会議で行われた各国の意見を勘案しながらみずからの案をつくって各国に配付するということで、それを見ましてから各国及びグループがそれぞれの
海洋法会議はただいま第六週目の終わりに近づいておりまして、先生御承知のように、国際海峡の問題はこの会議において論議せられているわけでございますが、そうしてその論議の基礎は、前会期の終末にアメラシンゲ議長から配付されました非公式単一草案を基礎として論議が重ねられておるわけでございますが、国際海峡の制度につきましては、従来各国から表明された立場がいろいろ改めて表明されまして、いまだ結論は得ておりませんけれども
○宮澤国務大臣 昨年の十二月、国連総会におけるアメラシンゲ議長の発言につきましては、後ほど資料として差し上げます。提出をいたします。 しかし、いまのお話を伺っておりますと、やはり総理大臣の言われたことの方が政府としては妥当な解釈ではないかと私は思っております。と申しますのは、確かに岡田委員の言われますように、領海を十二海里にするということは、これはまさに各国の主権の範囲である。
○政府委員(伊達宗起君) 御指摘のように、アメラシンゲ議長のステートメントとして会議の議事録に残るような形でやったものといたしましては、深海海底の、何といいますか、宣言をするようなことを一方的にすべきではないというふうに言っているわけでございまして、これは開発途上国グループの要望がございましてそのようなアピールと申しますか、議長のステートメントという形で議長が行ったわけでございまして、その主眼が確かに
ただいま私が申し上げました先週の十二日におけるアメラシンゲ議長の発言、これはまだテキストが到達しておりませんので、来てから差し上げたいというふうに思っております。
○塩出啓典君 さきの海洋法会議の最後に、アメラシンゲ議長が一方的措置をとらないよう要請をした。いままで外務大臣はアメラシンゲの最後の.この要請によって、海洋法会議の結論出るまでやらないのだ、こういう話だったわけですけど、私の知る限りでは、深海底の探査とか、あるいは開発などの海底資源を先進国が先取りすることを慎めという意味であって、十二海里宣言するのを待ってくれという意味ではない。
特に、ことしのジュネーブ会議の最終段階におきましても、アメラシンゲ議長から、各国とも一方的にこの海洋法の会議の結果を先取りするようなことは慎むべしという警告と申しますか、要望が強く表明されていることもあるわけでございまして、漁民の利益というものを守らなければならないということは、国益という観点から十分考えていかなければならない問題ではございますが、また、その他の面における国益ということも考えつつ外務省
○政府委員(伊達宗起君) 外務省といたしましては、先ほどもお答え申し上げましたように、十二海里というものは国際法において確立した領海の幅としてはまだ認めるには至っていないという立場をとっているわけでございまして、これを現段階におきまして直ちに十二海里宣言をするということは、アメラシンゲ議長の警告にもありますように、国際的に海洋法会議において決まってくるものを先取りしたという非難をこうむることは明らかでございますので